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社長挨拶

我々アドバンスト マテリアル ジャパン(AMJ)は、希少金属専門商社として、「新しい価値観の創造」という理念を目指して2004年1月に起業して早や7年目に入りました。

過去6年間はまさに「レアメタルパニック」と呼んでも過言ではない状況が続きました。始めの3年はほぼすべてのレアメタル市況が数倍になりました。2007年からの3年間はさらに資源インフレがピークを迎えましたが金融危機から暴落も経験しました。しかし、2010年に入ってからは再びレアメタル市況が高騰し始めております。これはBRIC'Sをはじめとする新興国の需要の高まりが資源インフレを起こしているわけであります。これは一過性で終わる現象ではなく今後もこのパラダイムシフトは継続する事を予見いたします。

一方、日本は資源貧国でありほぼすべてのレアメタル資源を海外に依存しております。日本の電子素材や部材、加工材は世界の6割以上のシェアですが残念ながらそのレアメタル資源の安定的確保には何の保証もないのが実体です。資源探査や採鉱技術、選鉱技術などの川上分野には技術の蓄積が充分ではないがなんとか資源外交でカバーするべく遅ればせながら国家規模で資源確保に動き出したばかりです。

また昨年はコペンハーゲンでCOP15が開催され地球規模で環境問題が討議されました。発展途上国と先進国との損益が一致しないといった問題は残りましたが、今後とも環境問題と資源問題が人類にとっての最重要案件になる事は言を待ちません。

その意味でも我々はIT産業や新素材産業を支える反面、海外の鉱山や精錬工場の環境に配慮する視点が必要だと考えます。これまで我々は日本の産業界への貢献のために走りぬいてきましたが、ふと立ち止まって考えてみると「調和から共生への発想」の視点が欠落していたと思います。レアメタル資源は枯渇に向かっていますが、技術立国日本が世界のリーダーとして貢献するためには貴重なレアメタル資源を如何にバランスよく有効に利用するかと言う事が重要です。AMJが今後やるべきことは「資源開発と環境保全との調和と共生」です。技術立国日本が必要なレアメタル資源を安定確保することは我々の責務であるけれども、さらに一歩進んで世界の資源開発の現場で自然の恵みと調和し、レアメタル資源国との共生がわが国の発展と世界貢献に必要であると思います。

2010年以降もレアメタルの需給に問題が発生し、国際市況が暴騰することを予見いたします。レアメタルパニックは現在も明らかに異常な危険水域に入りつつあります。レアアース、チタン、マグネシウム、タングステン、モリブデン、タンタル、ニオブ、ニッケル、コバルト、クロム、マンガン、バナジウム、そしてインジウムなどの副産金属も危険鉱種になる可能性があります。 AMJのトレーダー達は、今日も中国の奥地や中央アジアの土漠、そしてシベリアの果てまで資源を求めて駆け巡っております。 AMJの理念、ビジョン、ポリシーを総動員して安定供給を達成し産業界に貢献すると同時に「資源国との調和と共生」を推進する事が我々の願いです。



2010年4月吉日





アドバンストマテリアル
ジャパン株式会社
代表取締役社長
中村繁夫
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